日本災害看護学会第20回年次大会

緊急特別企画

緊急特別企画 平成30年7月豪雨災害~我々(災害看護)は何をすべきか~

日時 8月10日(金曜日)(大会1日目) 12:30~13:20
会場 第2会場(神戸国際会議場 3F 国際会議室)
座長 酒井 明子(福井大学医学部看護学科 災害看護学)
渡邊 智恵(日本赤十字広島看護大学 看護学部 広域看護学)
報告者 神原 咲子(高知県立大学 看護学部 教授)
小椋 史香(愛媛県看護協会 会長)
中村 明世(三原赤十字病院 感染管理認定看護師)

緊急特別企画 開催案内

 平成30年6月18日大阪府北部を震源とした地震が発生しました。最大震度6弱を記録し、大阪府を中心に2府5県で人的被害が発生しています。住宅の被害も27,000件以上にのぼり、また、JR・私鉄等の公共交通機関の運休等による帰宅困難者等も発生しました。地震発生から2週間あまり経った7月上旬、西日本を中心に全国的に広い範囲で台風7号および梅雨前線等の影響による集中豪雨が発生し、広島県、岡山県、愛媛県をはじめ、15府県で土砂災害、洪水・浸水被害が発生しました。豪雨は数日間続き、被害が発生した各所では想定外・前例のない事態に、避難が間に合わず自宅に取り残された人、命を落とした人も少なくありませんでした。被災地域が広範囲にわたったことで、支援が十分に行き届かない地域の発生や支援の遅れなど、災害支援・災害対応の課題が露呈する事態となっています。災害支援はまだ始まったばかりで、今後、まちの復興も含め、長期的な支援が必要となります。多くの人々が避難所や被害を受けた自宅等での生活をしており、劣悪な環境での生活による健康被害も心配されます。
 繰り返される災害への対応から、我々は何を学んだのでしょうか?これまでの災害看護の経験が活かされたでしょうか?今回の一連の災害による被災状況、看護の対応、課題等を共有し、我々は今何をすべきなのかを議論し、社会に向けた緊急メッセージを出したいと思います。今回の災害支援に関われている方はもちろんのこと、災害看護として社会に向けて発信したいと考えている方など、多くの皆さんの参加をお待ちしております。

※昼食時間のセッションとなりますので、各自昼食をご持参の上、ご参加ください。

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